2013年1月31日木曜日

重水素低減水が、ガンに効く。放射線被曝に効く。

2010年5月、ガンや放射線被ばくに重水素低減水が効果があるという発表がなされていました。ハンガリーの首都ブタペストにおいて「第1回重水素低減に関する国際シンポジウム」でのこと。

先にご紹介した点滴療法研究会の高濃度ビタミンC療法も、奇しくも同じく福島第一原発事故前年である2010年に防衛医大によって発表された論文での被ばく対策の効果を根拠としていました。

そして、どちらもDNAや摂り入れる物質を分子レベルで捉えているのが特徴です。また、シンポジウムのショムヤイ博士のプレゼン資料で紹介されているのは、ハンガリー出身のノーベル賞受賞者、セント=ジェルジ博士。1928年にビタミンCを発見し、それが壊血病を予防することを発見した人です。

この記事は、高濃度ビタミンC点滴を受けていたときに、統合医療でがんに克つ vol.40 2011年10月号を読み返していてみつけたのですが、一部抜粋します。


重水素低減水の、人への利用
放射線被ばくは、重水素低減水で軽減される
第1回重水素低減に関する国際シンポジウム「放射線予防特性の研究」成果報告より
「水」に関する関心が世界各国で高まっている。2010年5月にはハンガリーの首都ブタペストにおいて「第1回重水素低減に関する国際シンポジウム」が開催され、ガボール・ショムヤイ博士はじめ、長期にわたって重水素低減水の研究に携わってきた研究者や開業医が三位あ。根拠に基づくがん治療と組み合わせた「重水素低減水の人への利用」、重水素を含まない水の「放射線予防特性の研究」の成果などについての報告が行われた。
アンチエイジングの分野でも注目される重水素低減水
報告の内容について見る前に、重水素低減水とは何かについて見てみよう。
水(H2O)を構成するのは水素と酸素であるが、普通の水素の重さは原子量が1、重水素の原子量は2である。また、通常の水素原子は陽子だけであるのに対し、重水素原子には陽子に中性子という粒が1つ余計についている。そのため重さが2倍になっている。
日ごろ私たちが飲んでいるのは、重水素濃度が150ppmの水である。一方、アンデスのヴィルカンバ、ヒマラヤの麓にあるフンザ地区、ロシアのコーカサス地方など、高齢者が長生きし健康的に生活しているといわれている地域(標高3000m級の高地)で飲まれている水は重水素濃度が低く、130ppmくらいしかないといわれている。彼らが高齢でも元気でいられるのは、重水素低減水を日ごろから飲んでいるために、「酵素活性効果」により細胞が若返るからである。その意味では、重水素低減水はアンチエイジングの分野でも注目されている。
潜在的な腫瘍を壊死させ、予防効果にも期待
ショムヤイ博士によれば、重水素濃度をさらに110-90ppmにすると、がん細胞を死滅させることができるという。

[中略]... NASAの研究者Kirk B. Goodallは、宇宙空間において浴びる放射線被曝から人間を守るために重水素低減水を使う研究を行っている。 Krik B. Goodallは、重水素低減水について「飲水してもその化学的性質が変化することなく、細胞レベルにおいて直接効果をもたらす。考えられる限りでは、DNAを保護し、その修復メカニズムを促進することができる。重水素を低減した体内環境では、DNA修復を促進する効果が発見された。このことが、老化を防ぐことにつながる」と述べている。
このKirk B. Goodallの考えから、「体内の重水素濃度を低減させることにより、放射線で破壊されたDNAの修復が促進される効果が起きるとと推測できる」とシンヤク博士は結論づけている。... [引用全文を読む...]
 この、ハンガリーでの第1回重水素低減に関する国際シンポジウムYouTube動画から一部キャプチャを撮ってみました。

アルベルト・セント=ジェルジ(ギョルギ)
ノーベル賞受賞者(1893-1986)

ショムヤイ博士がこの研究にとりくむきっかけとなった、セント=ジョルジ博士は、ガンの本当の原因は、分子より下のレベルで探究するべきと言っていました。

セント=ジョルジ博士の手記。今日の生物学は主に分子レベルで答を探求する分子生物学である。我々の体は分子で成り立っており、その反応は分子レベルでの反応である。しかし、分子は原子から構成されており、原子は中性子と電子から構成される。つまり、生物学に無視されてきた分子の下には更にもう一つの次元が存在するということだ。

私には、この生物学的反応の素晴らしい微妙さが、小さく稼動性が高い電子のようなものの合同作用無しに、不器用でどちらかというと創造力に欠ける巨大分子によってもたらされるとは、とても考えられないのだ。 

第一考察 ― 1976年5月

ショムヤイ博士

第1回重水素低減に関する国際シンポジウム
共同研究者ら

自然発生する重水素は(腫瘍)細胞の増殖に不可欠

水素(軽水素、Hydrogen)と重水素(二重水素、Deuterium)の違い
重水素は原子核に陽子と中性子が存在するので原子量(重さ)は水素の倍。

重水素は化学反応では違うふるまいをする
水素結合は重水素結合より分裂しやすい

水素と重水素の存在比率は6600:1 とすると ▶ 重水素濃度は150ppm
H2O分子100万個に対し、D2O分子は150個

人体組織中の重水素12~14、カルシウム2.24-2.74、
マグネシウム0.75-1.2、カリウム3.5-5.1、ブドウ糖3.3-6.1

では、重水素は生体の中で、どのような役割を担っているのか


発がん物質のA4細胞が試験管内で増殖する割合
一般的な水(重水素150ppm)より重水素低減水のほうが増殖が減少。


地球上のどこかで自然の恵みとして体内に摂り込まれている物質で、健康回復できるという例を、分子生物学や分子矯正医学が理論的にも論証する例。高濃度ビタミンC療法とルーツは同じ。医薬利権にだまされず、認識が広まれば、製造コストも下がり、保険も効くようになるはず。実際、ハンガリーでは無駄なガン死が減っているわけです。

今はまだ、重水素低減水を点滴療法で使用する場合、1回で10万円くらいかかるようです。(高濃度ビタミンC点滴は、25gで開始するときは1〜2万円ぐらいから。)

日ごろから飲料水として飲む場合は、ちょっと高価なミネラルウォーター感覚ですが、アンチエイジング用にも市販されています。


DDWATER(重水素減小水)



Dr高原の重水素低減水に関する著書