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2012年8月7日火曜日

オスプレイがやめられない 米・軍産複合体の実態 (キャプチャと書き起こし)

アメブロで埋込んだ動画記事「20120803 オスプレイがやめられない 米・軍産複合体の実態 (書き起こし)」のキャプチャを並べます。

まず動画(iframeバージョン)


[書き起こし、ここから]
きょう森本防衛大臣が、アメリカとオスプレイについて協議をするためワシントンに向いました。

そこで、特集です。そもそも、アメリカでも反対論がある中、どうしてオスプレイは作られ続けたのか。
その疑問に答える鍵がこちらにあります。これは22年前です。アメリカ連邦議会議事堂の前にオスプレイの試作機が着陸した時の写真です。

この前代未聞のイベントからすべてが始まりました。



写真提供NASA
[男性ナレ]
オスプレイの歴史意外に古い。
1950年代には試作機が飛んでいる。
ただ、すぐに実用化はされず、アメリカ軍が本格的に開発を始めたのは今からおよそ30年前。1981年のことだった。
そして1990年、ある春の日の首都ワシントン。連邦議事堂の前にかつて見たことのない風景が広がっていた。
オスプレイの試作機"XV-15"。
本来、飛行が厳しく規制されている議会周辺。
異例の出来事にはある議員たちの目論見があった。

 発案者の一人、カート・セルドン氏。「これがV-22」
「革命的だね」

壁には海兵隊から送られたパネルが飾られている。
我々のオスプレイの創設の父 カート・ウェルドン議員へ

[オスプレイは海兵隊に不可欠な兵器だというメッセージです]


派手なパフォーマンスは実は、彼らの危機感ゆえだった。
この頃オスプレイは開発中止寸前まで追い詰められていたのだ。

 [チェイニー国防長官(当時)、ブッシュ大統領(当時)]
中止を求めていたのは、(パパ)ブッシュ政権で国防長官を務めていたチェイニー氏。アメリカの国防政策を司る張本人だった。

冷戦が終わり、国防費の削減が求められた時代。

[ブッシュとゴルバチョフ]

(総開発費300億ドル(当時のレートで4.3兆円))
総額300億ドルと言われた開発費は、あまりに高すぎた。

 しかし、選挙区にオスプレイの製造工場をかかえるウェルドン議員にとっては、開発中止を認めるわけにはいかなかった。

さらに、オスプレイの場合、胴体部分はペンシルベニア州で、翼やプロペラ部分はテキサス州と分けて作られ、全米40州、2000の部品工場が製造に関わっていると言われる。

雇用や税収を産むだけに、パフォーマンスの効果は絶大だった。
議員たちは試作機が飛ぶのを見て、これが雇用を生むことを知り
ほとんどの人がオスプレイ開発を支持するようになりました。

 その後、立て続けに事故を起こしたオスプレイ。

ついに国防長官は開発中止を求め続けたものの、
[バージニア州1992年 政治の力学]
ついに政治の力学に敗北することとなった

[大統領選討論会1992年、クリントン&ブッシュ]

1992年、再選を目指すブッシュ大統領の対抗馬、民主党クリントン氏
「今後オスプレイなど軍事技術にもっと資金を投じる必要があります」

[ブッシュ大統領はペンシルベニア州とテキサス州で苦戦]
一方、共和党のブッシュ大統領は、主要な工場があるペンシルベニア州とテキサス州で苦戦を強いられていた。

オスプレイに反対すれば、この2つの大票田で支持は得られない。ウェルドン議員らにとって絶好の口実ができた。

「開発を中止したら民主党の”思うつぼ”だ」とブッシュ大統領に言いました。
「ペンシルベニア州で勝ちたいならオスプレイ開発に反対しては駄目だ」と

 その後も、事故を起こしながらも政治の力によって生きつづけたオスプレイ。遺族は複雑な思いを抱えている。
[兵士を載せないで…遺族の思い]

2000年、着陸訓練中に墜落し乗っていた19人全員が死亡した事故。
犠牲者の一人、ケリー・キース(享年22)さんは事故前、オスプレイの不安を家族に話したこともあったという。

家族はオスプレイが最近も事故を起こしている事にショックを感じている。

[事故で息子を亡くしたドナ・ハーターさん]
安全性がないまま誰かの子ども(兵士)をオスプレイに乗せてほしくありません。
事故をパイロットのせいにしないで下さい。
オスプレイには多額の税金が使われているから、
 軍は計画を進めないといけないのでしょうね。


[1機4100万ドル⇒1億800万ドル(約84億円)]

開発開始から30年余り。当初1機4100万ドルと言われたコストは、いまや1億ドルに。国防費の削減が求められているのは、かつても今も変わらない。

この5月もオスプレイの調達を中止する法案が提出された。

-予算オーバーで危険かる不必要な航空機に資金を出せば、教育や医療など重要な分野で予算が削られます。

しかし、選挙区にオスプレイ関連企業を持つ議員の声が今も大きく、法案は否決された


[民主党クィグリー下院議員]

オスプレイの推進派議員は超党派で団結します。
他のことではコストを重視する人でも軍事支出には目をつぶるのです


 (報道ステーション・キャスター、古館伊知郎さん)
...ということなんですが、坂本さんはどういうふうにお感じになりますか

-01:43 世界的に活動する音楽家 坂本龍一さん
やっぱりこれも原発とちょっと似てるとこがあって、本当に必要性というよりは、利権というか、利権とビジネスと政治が重なっていて、数字にしてしまって、なかなか止められない。本当は作っている人たちも、安全性に疑問を持ってるかもしれないのに、またそういう、軍の中にそういう声がありますよね。それでも歯車がなかなか止められないという、その、まあ似てますねぇ。

古館さん
確かにそうだし、坂本さんはNYにお住まいになってますけども、今出てきたアメリカのそれぞれの州の雇用を産んでいるということが、州選出議員が結束すると言うまた役どころが繋がりますもんね。

坂本さん
それは、たくさんの州にまたがっていますし、決して共和党の議員だけが交戦的という、まあ軍産利用を進めたいわけではなくて、民主党の議員も事情は同じなんですね。なんで、決して民主党が平和を望んで、共和党が戦争好きというそんな単純なことではないですしね。

古館さん
軍産複合体というと両方ですよね。でまあ、アメリカの事情、どこも一緒の事情があるとしたら、日本がアメリカに対してどこではっきり物を申せるのかという事を、本当に問われている。政治家、官僚ですね
[書き起こしここまで]

これはほんの序章、米国内の事情の一部だけです。ぜひインサイドアウト「20120801 オスプレイ配備強行日米が隠す真実とは」の見解もご覧下さい。