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2015年4月8日水曜日

プロテインをおいしく飲んで食べて、良質タンパクで放射能防御しよう

前回記事「致死量10シーベルトの放射能を腹部に浴びてもビタミンCで回復する」の続きです。

アンチエイジングや疲労回復、放射能の被ばく防御のためにビタミンCの抗酸化力に注目が集まる一方で、忘れられがちなのが、同じくらい不足しやすいタンパク質。からだをつくるメインの材料です。

栄養素はどれも大切ですが、一番大量に不足しやすいのが、ビタミンCと良質タンパク。その摂取を意識するかしないかでどれぐらいの差が出るか、興味深い例があります。

1980年の新宿バス放火事件の被害者で、全身の80%を焼かれ14年間医者も見放したケロイドに悩まされてきた杉原 美津子さんをご存知でしょうか。 ひょんなことから三石巌先生は、杉原さんのご主人と知り合い、彼女のこの症状を知り、結果から言うと、栄養摂取方法のアドバイスを中心に、約半年でほとんど完治させてしまったのです。(「医学常識はウソだらけ」p106参照

医学常識はウソだらけ
分子生物学が明かす「生命の法則」
三石先生はケロイドの治療経験を持っていたわけでばありませんが、ケロイドの隙間に正常な皮膚が残る手や腕を見て、分子生物学の理論的な立場から、この症状が一生治らないということはあり得ないと考えました。

DNAというその人体の設計図が残っていれば、材料を補えば正常な細胞が再構築されると考えたのです。このDNAという設計図は、言い換えればタンパク質の構造を暗号化したものです。必要なタンパク質がが十分にあれば、設計図通りの細胞を作ることができ、そのときに触媒として重要な役割を果たすのがビタミンやミネラル。特にビタミンCをはじめとするビタミン群、そして肌の修復には皮膚がとくに要求するビタミンAでした。

高タンパクと高ビタミンの摂取を始めてから2ヵ月後には、杉原さんの指に少女時代からあったペンだこが消えてしまったといいます。皮膚が再生し始めている証拠でした。

つまり、やけどをしてから14年間の杉原さんの食事は、そのままの体で生きていくには十分な栄養を摂れていたかもしれませんが、それだけでは損傷を受けた細胞を再構築するには不十分であったといえます。

辛い症状に悩まされながらも、それは一生背負っていくしかないとあきらめている人は多いと思いますが、たとえばそれは、体の中に入れてやる栄養の質と量が変われば、本来持つ自然治癒力によって細胞修復が行われるのかもしれません。(あるいは、カイロプラクティックなどの整体によって、関節のどこかを調節するだけで正常化する場合もあります。)

医者が安易に「治らない」という宣言をするとき、また薬や手術しか治す方法がないというときに、前提条件に入っていないのが、誰もが持つ自然治癒力です。免疫力をはじめ、自然治癒力には個人差がありますが、誰しもその力を栄養補給や運動で強化することはできるのです。

細胞構築に使われるタンパク質は「良質タンパク」であることが必要です。

良質タンパクとはプロテインスコア100やアミノ酸スコア100の、人体に必要な9種類の必須アミノ酸が、人体が求めるのと同じ比率で含まれているタンパク質のことです。(FAO・WHOなどによって2007年に発表された評価基準が最新で、すべての不可欠アミノ酸が基準値を超えていると100、不足しているものは、パーセンテージの値で表します。)

体が必要とする比率からはみだしたタンパク質(アミノ酸)は、たとえば巻きずしの端ではみ出した具が切り落とされるように、腎臓経由で排出されてしまうわけです。

三石先生は、良質タンパク100点満点の日常食品は卵しかないといいましたが、今では肉や魚、豆類、穀類などスコアが低い食品でも組み合わせて食べる場合のスコアが重視されているようです。

良質タンパクは乾燥重量で体重の1000分の1、つまり体重50kgの人なら、最低50gの良質タンパクが毎日必要です。

ちなみに卵で良質タンパクを補給するのが一番簡単なのですが、卵1個のタンパク質量は6~7g程度なので、50gの良質タンパクを卵だけで摂るには8個ぐらい食べなければいけません。(肉や魚でもタンパク質量だけを乾燥重量で計算すると、食べるには大変な量になります。)

卵というと、コレステロールを心配する人が多いと思いますが、その心配はありません。(コレステロール悪玉説の問題点は別途とりあげます。)「医学常識はウソだらけ」に面白いエピソードが乗っているので、三石先生の言葉をそのまま引用します。
"…実は、私のこの話を知った国立栄養研究所の研究員たちが自ら人体実験を行ったことがある。彼らにしてみれば「卵はコレステロールの大敵」というジョウシキを証明したかったのかもしれない。何人かの研究員が1日に10個の卵を摂り、1ヶ月後、2ヶ月後に血液検査をしてみたのだが、コレステロールの値はまるで上がってなかったのである。…”
好みの問題だけでいうなら、私は卵8個なら毎日でも食べられる気がしますが、経済的に大変です。それに、バタリーケージの酷さを知ってからは、平飼い鶏の有精卵を買っているので10個500円もします(´・д・`)

倫理的な話を脇においても、現実問題として卵でさえ8個となると、ふつうの食事だけで良質タンパクを摂る、それも細胞修復を意識して摂るのは大変になります。ということで、次善の策がアミノ酸スコア100のプロテイン・パウダーを料理やドリンクに使うということ。

具体的にどんなサプリ・食品を買っているか、よく訊かれるようになったので、ご紹介します。

植物性なら大豆プロテイン、動物性なら牛乳に含まれるホエイのプロテインがメジャーです。(バタリーケージの鶏のことを言うなら、乳牛の飼育も同様に酷いので、植物性プロテインでなんとかなればとは思いますが。)

前の記事にも掲載しましたが、大豆プロテインでコスパがよく、飲みやすいのがこちら。BODYWINGの製品。肉食をやめるとかなり助かる一品です。

大豆プロテイン 3kg 無添加 大豆プロテインシリーズ

1袋だと2000円を超えるので、気に入ったら3袋まとめ買いがオススメです。
水でもお湯でもおいしく頂けるし、ポテトサラダやシチューにも混ぜこめます。こうした粉類は片栗粉と同じで、スープとして飲むときは、先に水で溶いておかないとダマだらけになります。

私はどっさりカットわかめを入れて、玉ねぎスープの素を入れてポタージュみたいにして頂いています。

冷たいドリンクなどにバニラ味やココア味のプロテインが欲しい時は、ホエイパウダーのほうが美味しく飲めます。

ザバス ホエイプロテイン100 バニラ味【50食分】 1,050g

ホエイパウダーはドラッグストアのスポーツドリンクやシェーカーと一緒に、いろんなサイズで売っているので安値から試せますが、習慣化したらアマゾンの定期おトク便を使うと、割引価格からさらに10%安くなります。(このザバス ホエイプロテイン1,050gの場合、6,474円が定期おトク便で3,624円。送料無料です。)


そして、ジムに行くときなど、自分でビタミン水を作る余裕がないときに、頓服(?)として飲んでいるのが、VAAM。ヴァームウォーター。必須アミノ酸がすべて入っているドリンクはこれしかみつかりません。実際、疲労回復が驚くほど早く、しかも一気に飲んでもなぜかトイレが近くならない。

ヴァームウォーター 500mL×24本


消費増税以来高くなりました。以前はクリアアップル味でも1本90円以下でみつかったんです。自販機なら150円。スーパーよりもホームセンターやドラッグストアでよく見かけます。香料やスクラロースなどが含まれているので、常飲はしたくないですが、ときどき携帯すると便利です。










大人になると、細胞分裂の速度が落ちて成長がとまりますが、子どものときに成長に貢献した成長ホルモンは、こんどは細胞修復のために働くようになります。成長ホルモンが活動するのは寝ている間なので、同じ量を摂るなら、夜のほうが効果的だともいいます。

ビタミンCを意識するときには、自動的に良質タンパクを補う習慣をつけると、放射能防御だけでなく、疲労回復やアンチエイジングにも役立ちます。十分な量が補給されていると、かなり短期間で、髪や肌のハリに変化が出ます。


タンパク質(プロテイン)については、メグビー分子栄養学講座 栄養学編も参考にしてください。予算に余裕がある人は、メグビーの栄養士さんに電話かメールで相談して、メグビー製品を購入されるのもいいかもしれません。





2015年4月7日火曜日

致死量10シーベルトの放射能を腹部に浴びてもビタミンCで回復する

「へぇ~」と読み流してしまうマスコミ記事がお約束のビタミンC。真実がわかると多くの医療機関や製薬会社は倒産するので目立つ報道にはなりませんが、首都圏の朝の通勤電車でパタパタと人が倒れ始めた昨今、決して過小評価してはいけないのが、やはりビタミンCの強力な抗酸化力です。食べて応援していた愚をやっと後悔し始めた人も、まだ救われるチャンスは大いにあります(°◇´°)

ということで、致死量を浴びてしまってもサバイバルのチャンスはまだまだある、という大事なおさらいです。

放射線の被ばくとビタミンCでの予防・治療に関して防衛医大(木下学准教授ら)の論文が発表され、ネット上でシェアされてきたのは、これまでに3回。

1回めは2010年3月。点滴療法研究会がそれを参考に、事故を起こした福島第一原発の建屋内に入って数週間作業して被曝していた5人の作業員らを、ビタミンCの点滴と経口摂取で完治に導きました。

3回めは米科学誌プロスワン電子版に今年2月4日に掲載され、なぜか今回はマスコミが報道して全国にある程度知られるところとなりました。

で、その間に2回めの論文発表があるわけですが、私はそのことを別記事「ビタミンCの発見者セント=ジェルジ博士が生きていたら」のコメント欄に寄せられた情報で知りました。その重要性を見落としていたので、ここにコピーして注目したいと思いますが、まず、この3つの論文の何が違うのかをまとめておきます。

  1. 2010年3月「アスコルビン酸(ビタミンC)の前投与は大量放射線照射を受けるネズミの致死胃腸障害を予防する(Pretreatment with Ascorbic Acid Prevents Lethal Gastrointestinal Syndrome in Mice Receiving a Massive Amount of Radiation, Journal of Radiation Research
  2. 2013年9月「放射線照射前と後のアスコルビン酸投与組み合わせがネズミを致死胃腸障害から守る(A Combination of Pre- and Post-Exposure Ascorbic Acid Rescues Mice from Radiation-Induced Lethal Gastrointestinal Damage, Internasional Journal of Molecular Sience)」
  3. 2015年2月「放射線照射されたネズミのアスコルビン酸(ビタミンC)大量投与による治療は、致死性を低減した(Treatment of Irradiated Mice with High-Dose Ascorbic Acid Reduced Lethality, PLOS ONE)」
つまり、
1は放射線を浴びる前のビタミンC投与、
2は浴びる前と後の両方、
3は浴びた後の投与、という違いがあります。

多くの事故の場合、事前にビタミンCを飲んでおくことは不可能ということで、防衛医大のチームが放射線照射後だけの投与の有効性を検証し、その結果、致死率が激減したので2015年2月の論文はマスコミ報道に至った、ということかもしれません。(これに関しては、Togetterのまとめがわかりやすいです。)

ですが、私たちはもうたとえ稼働していなくても原発事故でどれだけの放射能リスクがあるかを認識するようになってきているし、すでに東京電力の福島第一から撒き散らされて積もった、そして現在も垂れ流されつつある放射能の中で生きています。なので、日頃からの予防がどれほど大きな意味があるかも知るべきだと思うのです。

ということで、2013年9月に木下学准教授らが発表した論文の解りやすい抄訳・解説を、冒頭に書いた別記事コメント欄から感謝をこめて、ここへコピーします。

匿名2013年12月5日 14:17
At the early phase of Fukushima nuclear accident in March, 2011,
rescue team of national defense army took oral Vitamin C for the protection from radiation injury.
「福島原発事故で緊急出動した自衛隊員は被ばく防御のためにビタミンCを飲んでいた」
原発事故1年前に防衛医大と陸上自衛隊の研究者らは、
急性被ばく障害を防御するためにビタミンCの前投与が有効であるという実験結果を論文で発表しました。
9月27日、同じ研究グループが続編とも言うべき研究論文を出しました。
マウスの腹部に13Gの放射線を照射すると全例が急性胃腸壊死で死亡します。
照射3日前にビタミンC水溶液を250 mg/kgで3日間経口投与、照射8時間前に250 mg/kgを経口で1回投与、
照射後にビタミンC水溶液を250 mg/kg で7日間投与の3種類の投与法を組み合わせて生存率を観察しました。
個々の投与法単独の生存率は20%以下でしたが、
3つのビタミンC投与を全部組み合わせると、生存率は100%でした。 

<>
興味深いことは、自衛隊が福島原発事故時に緊急出動したとき、
「トライアルとしてボランティアの自衛隊員にビタミンCを摂取させた」と記載していることです。
私は論文の著者らが、自らの実験研究結果から、
原発事故現場に向かう自衛隊員を守るためにビタミンCを摂取させたことに、同じ研究者として尊敬します。
今なお、私たちが政府、東電、自治体、建設会社に作業員や住民にビタミンCの摂取ができるよう提案し続けても、
いまだ無視されたままです。しかし、私たちはこの運動を末永く続けていきます。
この論文は下記よりフリーにダウンロードができます
http://www.mdpi.com/1422-0067/14/10/19618/pdf 
最後のPDFリンクはClickするとすぐにダウンロードが始まるので、ブラウザで読みたい方は上記”2013年9月”の論文の英文タイトルか、こちら(Google Document PDF)をClickしてください。

放射能関連の単位に精通している方は驚かれると思います。13Gの放射線と書いてあるのは、13Gy、つまり13グレイ(Gray)、ほぼ10シーベルト(Sv)。

JCOで外部被ばくなのに内蔵から焼けただれて酷い死に方をされた大内久さんや篠原理人さんが受けた放射線に匹敵するような量です。しかもマウスの体で。ただし、この実験は飽くまで腹部に照射した場合であって、同じ量を脳を含む全身に照射した場合は結果は異なります。


ちなみに、放射能に関する法律がまだ守られていた3.11前は、私たちの年間被ばく限度が1ミリシーベルト、即ち、1年間で1シーベルトの1000分の1。本当は1時間あたり0.114マイクロシーベルト(μSv/h)を超えることもよくないわけです。

マウスの小さな体で10シーベルトもの放射線を腹部に受けると、ビタミンCを飲まない場合はそのまま死にます。3日間毎日、キロあたり250mgのビタミンCを投与しても、被ばく8時間前の追加や、被ばく後の投与がなければ8割は死にます。被ばく前に飲んでいなければ、この実験では後から飲んでもほぼ全部死にました。

このように、腸壁などボロボロになってしまうほどの大量の放射線を浴びているのに、照射前3日間プラス8時間前の追加、照射後7日間のビタミンC投与で、生存率100%。実際に、胃腸も元に戻ったんです。

しかも点滴投与は行っておらず、蒸留水にアスコルビン酸を入れた水溶液を飲ませたのみ。(ちなみに、追加の250mg/kgを8時間前ではなく2時間前に投与した場合は、この効果は出なかったとのこと。VCが吸収されてから有効に働くまで時間が必要なことがわかります。)

”250mg/kg/4mL/Day”ということは、体重1キロあたり250mgのビタミンC粉末を4ccの水に溶かして、それを毎日飲む。マウスの体重は数百グラムだから実際には250mgより少ない量ということですが、これを人間で考えると、例えば体重50kgの人なら1日12.5gのビタミンC。メガビタミンやビタミンC点滴の場合は1日に100gを投与することもありますから、それほどの量ではありません。

また、アスコルビン酸というのは水溶性がむき出しで、普通のビタミンCサプリと変わらないので、8~9割が排出されてしまうとも考えられますが、人間の場合、一度に摂取する量が20mgまでは生体利用効率は98%だが、30mgから劇的に下がるという研究もある一方、1度に200mgまでであればほとんどが体内吸収されるという研究もあります(後者は米国立衛生研究所)。

でも、リポスフェリック・ビタミンCやリプリセル・ビタミンCなど、リポソーム封入のビタミンC以後、リポC)であれば、9割以上が腸まで届いて吸収されるので、同量のアスコルビン酸そのままの場合の8~10倍の効果が期待できます。つまり、アスコルビン酸を12.5グラム飲むより、リポCを2包飲むほうが効果的かもしれません。

ここで、点滴療法研究会が、被ばく予防のために提言している、ビタミンCの摂り方の例を紹介しておきます。



自然界より2倍とか5倍以上高い放射線量の環境で、リポCを1日2包程度でいいのかと思うと意外な気もしますが、これは、その他のことが食事で補われているという前提だったと思います。また、汚染された食品を食べた場合の内部被ばくは想定されていないと思います。(実際、低汚染地に住んでいても、疲労が激しいときはリポC2包では足りません。予防と治療は別物。)

なお、マウスでの実験を人間に直接あてはめることはできないとは言いますが、体重換算で概算することは実際に臨床で患者の諸症状を劇的な改善に導いている医師や研究者の多くが行っています。実際的な参考になるわけです。

ただ、マウスは1日に体重1キロあたり275mgのビタミンCを体内合成できるので、それができないヒトの場合、そこは差し引いて考えなければいけません。

ただし、この論文の実験の間、マウスはビタミンC水溶液しか口にしていないと書いてあるので、ビタミンCを体内合成するための食物が入っていっていないのではないかとも思います。

マウスが必要とする比率でのタンパク質をビタミンCと一緒に補えば、健康回復の効果はさらに高まるのではないかと思うのですが、少なくとも被ばく関連でこうした研究はまだないと思われます。

ビタミンCというと、その抗酸化力だけに目が行きがちですが、ビタミンCの役割は非常に多く、活性酸素を除去するだけでなく、骨折からの快復にも血管壁、骨、皮膚、腱、軟骨などのコラーゲンを作るにも必要で、そのための分子構造が細胞強化、細胞修復の繋ぎ役として重要なわけです。

つなぎ役であるからには、繋がれるほうも重要です。それがタンパク質であり、必須アミノ酸です。

疲れているときは焼き肉でスタミナつけようとか言いますが、あれは体が必要とするタンパク質を補っているわけです。

三石巌先生がビタミンC以上に重要性を説いてきたアミノ酸スコア100良質タンパクも、特に日本人には非常に不足しやすいので、日々の細胞修復のためには乾燥重量で体重の1000分の1の量(50kgの人なら50g)を意識的に摂る必要があります。

次回はタンパク質について、もう少し掘り下げてみます。

食事だけで必要な良質タンパクを摂るのは大変なので、こういうプロテインがおすすめです。気に入ったら3パックセットにすると安くなります。このBODYWINGの大豆プロテインは大豆臭が少なく、水に溶けやすい上、3kgで5,000円ちょっと(送料込)なのでコスパはいいです。


大豆プロテイン 1kg 無添加


ビタミンCサプリに関してはこちらをご参考にσビタミンCサプリ.net
サイドバーからも行けます。






2013年4月4日木曜日

白内障の失明リスクを克服した物理学者、三石巌のメガビタミン

前回は、メガビタミンという言葉をつくったストーン博士の話で、ヒトが遺伝的に必要としているビタミンCの量は、グラム単位、病気などストレスと闘うときには数十グラムから百数十グラム摂取するという話でした。

普通の食事だけで健康に生きてきた人なら、ビタミンCの大量摂取の必要性は感じにくいと思いますが、これは40歳ぐらいまでは、代謝によって、体内の栄養素が上手くリサイクルされたり、免疫力が高いためかもしれません。

なんでもない動作でアキレス腱が切れたり、ぎっくり腰になったり、ガンやその他の難病にかかりやすくなるのは中年以降、つまり体の老化が関係しているわけですが、ひとつには必要な栄養素を体内保持できる量や時間が少なくなっていることがあります。

元々物理学者であった三石巌氏(1901-1997)が、独自の分子栄養学(三石理論)を立ち上げるきっかけとなったのは還暦を迎えた年でした。

ひどく目が霞むので大学病院の眼科へ行ったところ、「白内障で、2~3年もすれば見えなくなるでしょう」と言われたのです。当時の医学では白内障の治療法がなかったのですが、これを機に自分で白内障を治す決心をした三石先生が着目したのが栄養でした。

文献によれば白内障の原因はビタミンCの欠如であるとされていたので、浴びるようにそれを摂れば、完璧に治癒できなくても進行を止め、失明は予防できる可能性が高い、と考えました。そして自分でビタミンCの注射を打つまでになったのです。

結果、失明しなかっただけでなく、90歳を過ぎても執筆・講演活動を活発に行い、夏は水泳、冬はスキーを楽しみ、細かい譜面を見ながらパイプオルガンを弾くような生活を送っていました。300点を超す著作の大半は、60を過ぎてからのものです。アンチエイジングの研究も他人事ではなく「自分ごと」でした。

そんな三石先生が、なぜ大量のビタミンC(メガビタミン)が必要なのかを説明するために、たてた仮説が「カスケード理論」です。カスケードとは、「段々滝」のことですが、段々畑や棚田と構造は似ています。
 

経口摂取や静脈点滴・注射など、「上流」から流れてくるのはビタミンCで、それが何に優先的に使われるかは、個人差があります。風邪予防物質の生成やインシュリン合成に最優先して使われる人も居れば、白内障を予防する物質の合成の順位が高い人もいるという考え方です。

三石先生が白内障にかかったとき、何十年も同じものを食べてきた奥様はかかりませんでしたが、後に認知症など別の病気を発症しました。そこで、奥様の体内ではビタミンCが白内障予防の優先順位が高いと考えました。

生体内のタンパク質を作るための化学反応は3000種類あると言われますが、ビタミンC(分子構造 C6H8O6)はその大半に関わっています。つまり、この段々瀧の段数は4桁にものぼるのです。

三石先生の考えでは、優先順位が低い機能にまでビタミンCが行き渡るようにするには、途中で使われたあとも持ちこたえる量が投入されている必要があり、そのために大量のビタミンCを摂る必要があるのでした。

ただし、ビタミンCが活躍するときにも、そのうち2%は活性酸素を発生するので、三石先生は自称メガビタミン主義ながらも、1日に10g以上のビタミンCを摂るときは注意が必要と言っています。(病気などのストレスによっては日ごろの数十倍の量が必要になることも認めています。)

とはいえ、ポーリング博士はストーン博士並みに1日数十グラムのメガビタミンを摂っていたのですが、93歳までの長寿でした。同じ年生まれの三石先生は、ポーリング博士の死因がガンであると聞いて、「そのような気の毒なめにあったのは」ビタミン量が多過ぎたのではないかと言っているのですが、三石先生もそれからあまり遠くない95歳で亡くなりました。スキー旅行中の肺炎だったそうです。(余談ですが、研究生活中、臓器の中で肺への言及だけがほとんどなかったそうです。)

ポーリング博士は両親とも病弱で若くして亡くなっていることもあり、あまり長寿の家系ではなかったようなのですが、三石先生は遺伝的には長寿でした。

ともあれ、健康で頭脳明晰なまま90代までの長寿という点では1901年生まれのふたりの科学者は、それぞれの持論の正しさを証明したとも言えます。

95歳のときに三石先生が書かれた医学常識はウソだらけ: 分子生物学が明かす「生命の法則」には、ポーリング博士ら、ビタミンCでの健康長寿をなしとげた科学者らの思いを代表するようなことばが随所に出てきます。

”なぜ、医者が口にする「医学常識」を無視しているのに、95歳の私がいたって健康でいられるのか。答えは簡単である。医者の持っている知識が間違っていて、私が正しい知識に基づいた生活を送っているからである。
医者にかからないからといって、私が健康管理をおろそかにしているわけではない。科学者として理論的に正しいと信じる方法で、健康を自主管理している。そして、私の方法と医者が信じている「医学常識」とのあいだには、あまりにも一致しない点が多い。
だから私は医者にかからないし、医者の世話にならなくても夏は水泳、冬はスキーを楽しむほどの健康を保っていられるのである。”
残念ながら、大学で教える医学も栄養学も今でも「古典」領域からほとんど出ておらず、医大ではその古典「栄養学」や古典「生物学」でさえ必須科目には入っていないといいます。

本当に日進月歩である先端科学は医学や医療の現場ではほとんど顧みられることはありません。(実際には、共鳴医学などの先端分野は、既存の科学界でもオカルト扱いされています。新しいものが市民権を得るには時間がかかるようです。)






2013年4月3日水曜日

時速130キロ正面衝突の大怪我から生還したストーン博士 - ビタミンCの底力

2月の記事、「コラーゲンをつくるにもビタミンCが要る」に関連するエピソードです。

点滴療法研究会の動画にも登場するDr スティーブ・ヒッキーの共著である、VITAMIN C: The Real Story(ビタミンC、本当の話)からの引用が中心です。(英語原文の抜粋メモはこちら⇒Re: Irwin Stone, PhD


ビタミンCの研究でポーリング博士に大きな影響を与えた重要な研究者のひとり、アーウィン・ストーン博士(1907-1984)にまつわるエピソードをご紹介します。

今ではビタミンCを食品保存料として使うことはありふれたことですが、この酸化防止方法は、工業科学者であったストーン博士が考案した技術でした。

これをきっかけに、博士はビタミンCに関する26の特許をとり、120の論文を書いています。そして、ビタミンCが商品として入手できるようになってからは、自分の食生活に積極的に取り入れるようになりました。研究するうちに、大量のビタミンCが体にとって非常に重要と確信するようになったためです。

ストーン博士はヒトが自分で体内合成できないビタミンCを遺伝的に必要としており、それを食事によって補う必要があると考えました。実際に体が必要とするビタミンCの量は、国が定めた1日の所要量の100倍以上だとしています。

これは、ビタミンCを体内合成できる他の哺乳動物がつくる量をもとにしており、この必要性を無視すれば命に関わることになると、何度も提言しています。

たとえば、乳幼児が眠っている間に突然呼吸が停止して死亡してしまう、乳幼児突然死症候群(SIDS)は、母親が妊娠中に十分なビタミンCを摂っていないことが原因で、潜在的な慢性壊血病にかかって生まれてくる、というオーストラリアの医師らの報告があります。

壊血病はビタミンC欠如のために、体中の細胞どうしの繋がりが弱くバラバラになって破壊されていく病気ですが、ビタミンB1不足が原因とされる脚気に似ています。歯茎の出血などで始まり体じゅうの皮膚、骨、血管などの細胞が壊れて苦しみながら死んでいく辛い病気です。

ストーン博士は、ビタミンC欠如が認識されないがために、毎年1万人以上の赤ん坊が、防げるはずのSIDSで死亡していると警告しているのですが、医学界は壊血病というのは過去の病であるとして、それを無視し続けました。

戦後、食料が豊富になりましたが、ストーン博士は、壊血病は一般に認識されるより実際には、はるかに広く罹患しており、ビタミンCを「微量栄養素」として扱うのは間違っていると考えていました。
ビタミンは、ミリグラム単位ではなく、グラム単位、それも1日2桁3桁のグラム数が必要と考え、ビタミンの大量摂取を表す「メガビタミン」という言葉を作りました。

微量でいいような誤解を招く「ビタミンC」という名称を嫌い、代わりに学名である「アスコルビン酸」(Ascorbic Acid, Ascorbate) という呼称を博士が好んだことはよく知られています。これはビタミンCの研究者が共有する思いでもありました。

ライナス・ポーリング博士は66歳の時に、ストーン博士に出会ったとき、発展を続ける科学を見届けるために、あと25年くらい長生きしたいと話したところ、ストーン博士は、「メガビタミンをとることで、達成できますよ」と言ったそうです。ポーリング博士は、その後、93歳まで元気で頭脳明晰のまま長生きしました。これもよく知られるエピソードです。

この毎日数十グラムを摂取する「メガビタミン」主義によって、ストーン博士はその後、友人や自分の命を救うことになります。

ある時、旅先でストーン博士夫妻が車での移動中、泥酔した女性ドライバーが時速130キロで正面から突っ込んできたため、車は大破、夫妻も通常なら搬送する間に死亡するほどの大怪我をして病院に運ばれました。

博士は右腕以外の四肢の関節を含む全身骨折で、大量に出血しており、ショックによって死亡する可能性が高い状態でした。が、5つもの大手術を連続して受けたにも関わらず、夫婦は3か月経たないうちに、3000kmの列車の旅で病院から自宅に戻ったのです。

ストーン博士は車のハンドルが食い込んだために喉が深く傷ついていて、医師は、もう二度と喋ることはできないだろうと告げたのですが、帰宅2ヶ月後には話せるようになったのでした。

入院中、意思表示ができるようになってすぐに、1日50~60グラムのビタミンCを求めたそうですが、それが快復を助けたことは否定できません。また、重症からの全身の治癒が早かったのは、何十年もの間、メガビタミンを摂ってきたためであるとしか考えられないと博士は言っています。

ビタミンCが疾病を治癒するだけでなく、体の細胞組織を強化する一例としては、「コラーゲンを作るにもビタミンCが要る」という拙ブログ記事をご参照ください。
⇒http://post-311.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html)

1982年にストーン博士は、ビタミンC発見によるノーベル賞受賞者であるセント-ジェルジ博士に手紙を書いているのですが、その中で、末期ガン告知された友人の話が出てきます。

その友人は44歳で前立腺ガンと診断され、外科手術や放射線治療を受けたものの、骨盤に広く転移をしたために余命1年と告げられたのでした。1978年11月のことでした。

ストーン博士のアドバイスで、1979年からこの友人は1日80グラムのビタミンCを飲むようになり、医者が死を予告していた時期は過ぎても全く健康に問題はなく、毎日元気に過ごしているとのこと。

見た目は、末期ガン患者というより、アスリートのようだと書かれています。この頃、この元(?)ガン患者は1日のビタミンCの摂取量を最大150グラムまで上げていたようです。

この話は、ストーン博士が繰り返した「メガビタミンの必要性の認識は命に関わる」という提言を裏付けることにもなりました。

約100グラムとなると、栄養素というより、肉や魚の感覚ですよね。
メガビタミンの歴史でも、経口摂取でこれほどの量をとるというのは、珍しいです。アスコルビン酸は、そのままだとお酢程度の酸味があって、カプセルなどに詰めないと何十グラムも飲み切れません。

(ビタミンCは強酸だという人がいますが、それは間違いで、お酢程度であれば、胃酸がうまく消化できます。)

ストーン博士は熟知していたことですが、ビタミンCは水溶性なのでそのままの状態では簡単に排泄されてしまうこともあり、1日中頻繁に摂らないと効果が薄れてしまうのです。(だからこそ大量摂取しても安全なのですが。)

ポーリング博士は、ビタミンC粉末を詰めたカプセルを胸ポケットに入れていて、会話の途中でも頻繁に口にそれを放り込んでいたといいます。ストーン博士に倣ったのかもしれません。

栄養素はどれも大事ですが、良質タンパク質とビタミンCほど大量に必要で、不足しがちなものは他にないといいます。タンパク質なら体のどこに使われているかすぐ想像がつきますが、ビタミンCも微量ではすまないのです。

では、なぜビタミンCは、タンパク質並みに大量に必要なのか、これには、分子栄養学を確立した三石巌氏が、「カスケード理論」という説得力のある仮説を立てています。

ビタミンCは、骨や肉、血管などのコラーゲン生成に寄与したり、抗酸化作用で疾病を予防や治癒したりしますが、で全部3000くらいの働きがあると考えられています。
主に酵素が働く場合に使われます。

体のどこに優先されるかが、個々の遺伝子によって異なることを解き明かしているその「カスケード理論」を、次回はご紹介します。

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2013年2月25日月曜日

コラーゲンをつくるにもビタミンCが要る

NHKの長寿番組、「ためしてガッテン」ってすごいと思いませんか?お金を払って診てもらう医者でも教えてくれないような健康や人体に関する最新情報を、継続的にわかりやすい模型を使って説明してくれる。

しばしば、「これはガッテンチームが世界初で解明したんです!」というような実験結果も登場。NHKという放送局の信頼度と威信をバックに。(しばし、原発関連の御用報道は忘れましょう。)

体に悪さをするフリーラジカルなどの「活性酸素」や、それを退治する「抗酸化物質」、マクロファージという生物学用語なども可愛いキャラと共にしばしば登場。「免疫力アップ」という言葉も頻出していると思います。

なぜにテレビのお笑い(?)科学番組でこれだけのことをやっていて、一般人どころか、ときおり専門家さえ詳しく知らないことが出てくるんだ、と思ったことありませんか?

ガッテン隊が読んでないわけがない、ここが主たるソースだろう、と思えるのが、物理学者の三石巌氏が遺した「分子栄養学」です。分子栄養学は科学界の巨星、ライナス・ポーリング博士にもつながる分子生物学をベースにしており、DNAによる個人差まで考慮します。

心療内科に行く前に食事を変えなさい」などのベストセラー本を発行している医師らも、大抵、著書のどこかでポーリング博士の名を出しているので、日本で1960年代から数多くの著書を発行したり、講演会を行なってきた三石先生の影響を受けていないとは思えないのです。

今では、ほぼすべての疾病の原因が活性酸素による酸化ストレスであり、改善のためには抗酸化物質を摂ることが必要だとわかってきました。が、医大でそれを教わっていない医師が今でも多いし、栄養学や生物学は古典のほうもまず履修していないし、医者になってからは製薬業界の情報に頼るので、この最重要な栄養のことを飛ばして薬物処方・投与となってしまいます。根本治療にはならないし、病気にならない体づくりにもなりません。


 三石巌先生とライナス・ポーリング博士



私が三石先生を特に信頼するようになったのは、第一にポーリング博士にも認められる理論を確立されていること、そして、科学雑誌に記事を書いていた影響で、教え子の研究者や著名な研究者・医師らからも学ぶ機会が多く、科学全般において、95歳で亡くなるまで現役の研究者として自分や周りの人の健康を通じて自論を実証されてきたことなどが理由です。

三石先生の本には興味深いエピソードがたくさん出てくるのですが、ここではコラーゲンとビタミンCの関係について抜粋・編集してみます。

[「成人病は予防できる」p13~抜粋・要約・編集ここから]
東京都の狛江市にある東京多摩病院で院長の松家豊(まつかゆたか)博士(全国病院長会の副会長経験者)から、1984年の8月に発行された医学専門誌が、三石先生の家に送られてきたそうです。そこに、松家博士の論文がのっていて、三石巌の名前が出てきました。そこで、三石先生が松家博士に電話されたことから交流が生まれました。

松家博士が、気力体力の衰えを認めざるを得なくなっていたころのある日、気をとりなおして、新宿の紀伊国屋書店に足を運び、健康関係の本を片っ端から開かれたときに、三石先生の「ビタミンC健康法」に出会ったそうです。

博士がこの本に惹かれたのは、コラーゲンについて書かれているのをみたからですが、博士は結核専門の医学者でコラーゲンについて豊富な知識を持っていました。その知識を興奮させるものが三石先生の本にあったといいます。

コラーゲンはタンパク質の一種で、人体をつくるコラーゲンには5種類あります。その量を全部合わせると全タンパク質の3分の1になり、人体をつくる主要なタンパク質です。血管壁、骨、皮膚、腱、軟骨などに存在します。これらを煮るとゼラチンがとれますが、これはコラーゲンが形をかえたものなのです。

コラーゲンの分子は3本の細い糸を寄り合わせた形をしています。この3本の糸がうまく絡み合うためにはそれぞれが適当にコイル状にまがっていなければなりません。そして、ここにビタミンCがないと、その形がとれず、その結合組織が破れやすくなってしまうのです。

このビタミンCの役割を説明した三石先生の本をみて、松家博士ははじめてコラーゲンづくりにビタミンCが大きな役割をもつことを知ったのです。

博士は貪るように三石先生の本を読んでビタミンCの価値を知り、さっそくご自身でためされました。どこからともなく気力がでて「おれはまだおしまいではない」という気分がわいてきたそうです。

博士は「ビタミンC健康法」を40冊ほど買って、それを知友に送りましたが、礼状をよこしたのは素人ばかりで、医師は申し合わたようにうんともすんとも言ってこなかったそうです。博士はそれ以来、医師に対して厳しい見方をされています。

東京多摩病院では、博士はビタミンCをくわえました。医師には相談せずに調理に使ったのです。ビタミンCは学名を「アスコルビン酸」といい、すっぱい味なので、それを酢の物に混ぜるようになりました。

結果はみごとでした。まず「夜間譫妄」がほとんどなくなりました。人が寝静まったころに起きだして、どなったり壁を叩いたりしてまわる「寝ぼけ」のことですが、高齢者が多かった同病院ではこれが毎晩5、6例はあったそうです。それがビタミンCの投与をはじめてから1か月に1例ほどに減ったといいます。

また、床ずれが軽減してよくなった例も続出。入院患者がカゼをひいて、そのために死ぬ人が毎冬かならず何例かあったのに、ビタミンCの投与以来なくなったそうです。

松家博士はこのような経験を積み重ねて「日本医事新報」に報告しました。床ずれがよくなるまでの経過を記録したカラー写真も入れて。

夜間譫妄も床ずれも今日の医学ではどうにもならない症状だそうです。このことは、これらの症状に投与する薬が健康保険にない、ということを意味しているのでしょう。

松家博士は、健康保険制度は不勉強な臨床医をつくったといいますが、三石先生にもよくわかるとのこと。
[抜粋・要約・編集ここまで]

動けない患者の床ずれ防止のためには、今でも2時間おきぐらいに看護師や介護士が複数名やってきて、患者の体位交換しますが、皮膚組織のコラーゲンの結合を強くしなやかにするためにビタミンCを与える医師はほとんどいないのではないでしょうか。

ともあれ、物理学者ならではの発想でで立ち上げられた分子栄養学を、三石先生は著書や講演、対談などで素人にもできるだけわかりやすく解説しています。

絵図をまじえて栄養やDNAベースでみた人体についてとことん説明されていて、ワクワクします。これまでも、サプリの口コミ情報や自分の体験談を別ブログでも書いてきましたが、体内に入った物質が、DNAにどうはたらきかけるのかを論理的に説明できるものではないため、「個人差」の壁がありました。現代医学からの情報も多くが疫学という統計に頼っています。

三石理論では、メカニズムに言及するので、なぜ個人差があり、たとえば必要とされる栄養素の量、その個人差の度合い、つまり、人によってその差は数割なのか、数倍なのか、数十倍なのか、数百倍なのか、それはなぜなのか、なども考察されており、その根拠がでてきます。どうしても避けられない専門用語が高校の理科ぐらいは登場するため、固有名詞と数字が吹き飛んでしまうたびに読み返さなくてはいけませんが。

三石先生の研究を受け継いだ三石理論研究所(現所長は半田節子さん)や、分子栄養学に基づく健康栄養サプリを販売するメグビーのサイトは索引代わりに重宝するものの、サイト内検索ができない。そして、300冊も著書がある三石先生の情報をすべて網羅できない。ということで、自分用メモとして、記事にすると同時に、脳に叩き込んでいこうと思っています。