ブロードバンド常時接続のインターネットに月額3800円ぐらいしかかからないのに、スマートフォンは持っているだけで6000円近くかかってしまう時世。
でも、これ以上、日本のユーザだけ寡占市場大手キャリアのやりたい放題につきあう必要もなくなってきました。ということで、この記事はSIM変更初心者用のメモとしてアップしています。
一旦アタマが切り替わったら簡単に理解できることですが、これまで発想しなかったことがいくつも出てくるので、キャリアに全ておまかせだった人にはちょっと最初は面倒かもしれません。
iPhoneを解約して、SIMフリーのアンドロイド搭載のスマートフォンと050IP電話に乗り換えて、月額のモバイルコストを半分以下にした例を、ついこの間の私と同じ程度の知識の人に体験談として書いてみます。(アメブロでも紹介したのですが、なんとかもうちょっと具体的に…。)
なお、SIMフリーにしたのは海外使用を考えてのことで、ドコモ用の白ロム(SIM抜き)や契約解除後のスマホであれば同じことができます。
簡単にいうと、
●iPhoneの中に入っていた、
携帯電話番号を含む音声通話SIM(データ通信もできる)
から
●携帯電話会社以外が売る
データ通信SIM(音声通話アプリを搭載すると電話もできる)
に変えて安くしたわけです。
これは多くの場合、特にドコモのスマホの場合、端末を新たに買わなくてもできます。
2月までの私のスマートフォンのための月額出費は、
①SoftbankのiPhone端末代金(46,080円)の24回割賦が1920円。
②080の携帯電話機能を含めた通信の基本料金が約3000円
①+②毎月全く使用しなくても最低約5000円以上。
携帯電話での発信は年に数回だけだし、無料WiFiでの通信がほとんどなのに、6000円こえる月もめずらしくありません。ちなみに通話は30秒20円。ちょっとかけるとあっという間に数百円。
それが今後はこうなります(4月からの消費税8%として計算)、
②U-mbileのデータ通信SIMを挿して月額通信料896円(=(680+150)*1.08)
②050plusのスマホ用050IP電話基本料が324円。
②'つまり、本体抜き最低通信費用だけで、1,220円**1
①Aquos Phone本体(28,400円)が36ヶ月割賦と仮定し換算して789円**2
①+②'本体のコストを加算しても月コスト2,009円**2
**1LINEやViberを使いたいときには登録時にSMSがいるので、私は月150円(税抜き)でSMS対応のSIMを申し込みましたが、使わない人は不要です。
**2Aquos Phone本体は国内外のSIMで4年以上使うつもりなので実質、月額592円以下だと思います。
050IP電話から発信したとして、通話料金は固定電話あて3分8円程度。携帯電話あて1分16円程度。同系列のIP電話どうしは無料。また留守番電話サービスへの通話は無料。
SIMカードの登録月は利用料無料の場合が多く、050IP電話の基本料金も4月末まで、あるいは最初2~3ヶ月無料の場合が多いです。
今出ている格安のデータ通信SIMはほとんどドコモのネットワーク用なので、もしドコモで支払い終わったスマホがあるなら、本体代金は無料、あるいはバッテリー交換で必要になる費用、3~4000円程度と仮定できます。また、携帯電話会社との契約と違って2年縛りがないので、更新月を気にせず使い続けられます。
ちなみにSoftbankで購入したiPhoneを、ドコモ系SIMや海外のSIMを使うためにSIMロック解除を外注すると、安い新品のスマホ本体を買えるぐらいかかります。
私も最初はiPhoneのSIMロック解除が新品スマホの半額以下なら当面それでいこうと思って、請け負っているところから見積もりを取り寄せたのですが、28000円ぐらいかかるという…orz、つまり今回購入した型落ち新品中古のAQUOS PHONEとほぼ同額でした。
なんとか自分で脱獄からやろうと検索したのですがアクセスできないサイトが多くて挫折しました。なお、AppleでSIMフリーのiPhone 5sを買うと7万円以上します。ドコモのiPhoneのSIMロック解除をドコモに依頼すれば3500円ぐらいでやってくれます。(元々、海外のSIMフリーiPhoneを取り寄せて自社用に売っているからですが。ただしドコモであっても端末単体では安く買えません。携帯電話の2年縛り契約で儲けてる会社ですからw)
なお、大手キャリアとのモバイル契約には2年縛りがあって、契約更新月(現在の契約をした月から25ヶ月め)の1ヶ月間以外は9975円の「違約金」を支払わないと解約できません。でも、もし、月に3300円以上コストを抑えられるなら、3ヶ月で元がとれるので、更新月を4ヶ月以上待つよりお得ですよね。
SIMフリー(ロック解除)やSIMロックについては、この動画がわかりやすいと思います(^^)。
リンク先や動画で理解できたら、ここから下は読まなくて結構です。が、一応念押しとして、モバイル端末とSIMカードの関係をしつこくまとめておきます(笑)。その流れで、050IP電話など音声通話アプリのことも書いています。
★別売りで買ったSIMカードは見た目はこういうものです。名刺サイズのカードの中の親指の先程度のSIMカードを切り取れば、携帯電話やスマートフォンの中に入ってるのと見た目は同じです。(これは、今主流のマイクロSIMです。)
契約時に目の前でSIMカードを挿入してくれる場合もあるので知る人も増えてきましたが、このSIMカード、携帯電話会社(キャリア)によってなぜか呼び方が異なります。
ドコモは「FOMA、miniUIMカード」
ソフトバンクは「U-SIMカード」
auは「ICカード」
イーモバイルは「EMchip」
ウィルコムは「W-SIMカード」
これらはすべてSIMカードのことを指しています。
そして、これら携帯電話キャリア以外の会社(日本通信bモバイル、IIJ、U-mobile、イオン、ビックカメラ、DTI、他)が今、docomo FOMA Xiのネットワークに繋がる独自プランのデータ通信SIMカードを一般販売しているわけです。
格安SIM(データ通信用)と、携帯電話やスマホに付いてくるSIMを分類してまとめた図がこちら。
日経PC21の「スッキリわかる! 格安SIMの疑問」という記事に出ています。
最初の事務手数料にあたるパッケージ料金は大体3000円(+消費税)、月額使用料は1000円以下から。(詳しくはこちらσ 【月額1,000円以下は当たり前!】格安データ通信SIM主要8社の比較 NAVERまとめ)
スマートフォン(スマホ)はコンピュータです。WiFi時代前のガラケーは携帯電話契約がなくなる(つまり、携帯電話会社の登録者としての情報が入ったSIMカードが無効になって、3G回線に接続できなくなる)と、カメラやミュージックプレイヤーや電卓としては使えるけどネット上で使えませんが、スマホは解約後もネットに繋がれば情報通信ができます。
たとえば、ドコモで買ったスマホの端末ごと新しいのに切り替えて、契約更新したとします。古いスマホからSIMを抜いているはずなので、そこにはOCNや、U-mobileやB-mobile、IIJmioなどで購入した格安のドコモSIMを入れて、”小型コンピュータ”として使うことができます。音声の通信を可能にするアプリを入れてしまえば、電話のように使うこともできます。
各社がいま堂々と格安SIMを基本料金の初月割引などを行って宣伝しているのは、050IP電話用アプリがある程度使える物になってきたので、高品質の一般スマートフォンから乗り換える人が出始めたのもあります。
どんなにメールやチャットでのコミュニケーションが一般化しても、まだ普通に音声で通話する電話だけに頼る人も多い中、連絡先として渡せる電話番号を持っておく、そして携帯しているスマホで着信できる、というのが格安SIM普及の鍵でした。
そのため、格安SIMを販売するサイトのほとんどで、携帯用050IP電話サービスの案内も表示しており、月額の基本料金を出しています。
そうしたIP電話サービスについて触れる前に、いったいそうした通話も含め、格安SIMの料金設定はどうなっているのか、とりあえずどのコースに申し込めばいいのかを見てみます。
現在ちょうど、月間の最低限の通信容量を500MBから1GBに増やしているところが出てきており、この1GBというのが下限の標準となりそうです(一般のスマホ契約では上限7GBでほとんどのユーザは使いきれていません)。
IIJmioがプリペイドSIMカード用に説明している500MBで利用可能なデータ量の目安というのがわかりやすいと思います。
スマホで500MBの通信容量があるとできること。
●ウェブサイト(ヤフー!モバイル版、300kb)の表示なら約1,705回
●メール(300文字程度のテキストメール、5kB)なら約102,400回
●ツイッター(公式アプリ、全角140文字でツイート後リロード、91kB)なら約5,625回
●動画(YouTube 約5分閲覧 11MB)なら約45回
●地図(AndroidのGoogleマップアプリで地図を表示し、縮小してから拡大するという操作、3.5MB)なら約140回。
●IP電話(Skype使用で3分通話、1.7MB)なら約290回(870分)
これらの合計ではなく、どれか一つを集中的に行った場合の回数が書かれています。1ヶ月の間にWiFiに繋がっていない環境で(つまり通信SIMに依存してドコモのネットワークに繋がる必要がある環境で)使いそうなものはどれかを考えると500MBあれば足りるかどうかがわかってきます。
動画や多くのウェブサイトは、自宅やオフィス、あるいはメンバーになっている公衆無線LANエリアに到着するまで待てる場合が多いかもしれませんが、移動中に地図をチェックしたり、メールや電話で連絡をとったりすることは、ある程度避けられないかもしれません。
旅行で移動中などのときは、一時的に追加料金を支払ってでも、通信容量を増やしたいかもしれません。そんなとき、一定の通信容量を超えたら自動的にワンランク上に移行できるほうがいいか、前もってリクエストを出して、翌日や翌月からアップできるほうがいいかも選ぶことができます。
私は年末の数日、旅先で特にiPhoneでマップや乗り換え案内をチェックすることが多かった12月の請求書を見ても、300MBに達していなかったので、500MBでもやっていけると思う一方、移動しながら、あるいはWiFiのない店舗でアクセスできずにストレスが溜まっていたことを思い出し、最低1GBは欲しいと思いました。また、重要な用があるときは、追加料金が発生しても3GBぐらいはふつうのスピードでアクセスできたほうがいいと思ったので、U-mobileの二段階プラン、「ダブルフィックスプラン」に申し込みました。
調べた段階では、1GBプランでは一番安かったのもあります。携帯電話会社のような2年縛りのプランではないので、会わないと思えば、初期コスト(事務手数料としてのパッケージ代)の2~3000円)だけ支払えば簡単に別会社の別プランにでも変更できます。また同じ会社の場合は、ネットで変更依頼をするだけで、同じSIMカードが使える場合も多いです。
こうした月間の通信容量のかわりに、1日の上限を決めているプランもありますが、日ごろ有線LANのデスクトップでのネット接続がほとんどのユーザにとっては、1日当たりで決められてもよくわからないし、意味がないと思ったのでスルーしました。
ところで、iPhoneを解約すると、これまでカフェなどで使えていたソフトバンクのWiFiスポットが利用できなくなりますが、私の場合はたまたま、NTT西日本のフレッツポイントが1年間無料で使える時期に入っていたのと、過去1年のフレッツひかりのポイントで今後もずっと無料で利用できることがわかったので、NTTのホットスポットでは、SIMカードに依存する必要がなくなりました。
余談ですが、家の近所で一番近いホットスポットがドライブスルーのロッテリアだとわかったので、家中のモバイル端末とNTTから届いたIDやパスワードが載ったレターを持って、設定してきました(いまどき「個人情報だから」郵送された紙じゃないとダメだというw)。
もちろん、こんなのは必要が出てからやってもいいのですが、無意味な文字の組み合わせをたくさん手入力するので1つでも間違えればやり直しだし、表示どおりの文言が出てこな場合は勘で入れてはやり直す、ということを繰り返すので、余裕があるときに端末に記憶させておくのに越したことはありません。(それにしても、0《ゼロ》とO《oの大文字》や1《イチ》とl《Lの小文字》とI《iの大文字》ぐらいはカタカナ表記を別途付けてくれと思います。一部出ていますが一部だけです。ゼロには斜線すら入っていません。)
iPhoneは3GSも4Sも、まだまだ優秀なステレオやカメラとして、あるいはiTunesのリモコンとして使えるのでWiFi環境では生き残ります。
ということで、こんどは050IP電話をどうするか、というお話。実は、私が通信データ用格安SIMへの乗換えを決めたのは、050IP電話をiPhoneで試してみて、これは使える、と思ったからなんです。
ということで、こちらにまとめました。↓↓↓
でも、これ以上、日本のユーザだけ寡占市場大手キャリアのやりたい放題につきあう必要もなくなってきました。ということで、この記事はSIM変更初心者用のメモとしてアップしています。
一旦アタマが切り替わったら簡単に理解できることですが、これまで発想しなかったことがいくつも出てくるので、キャリアに全ておまかせだった人にはちょっと最初は面倒かもしれません。
携帯電話用SIMからデータ通信用の格安SIMに変える
AQUOS PHONE ZETA SH-06E |
なお、SIMフリーにしたのは海外使用を考えてのことで、ドコモ用の白ロム(SIM抜き)や契約解除後のスマホであれば同じことができます。
簡単にいうと、
●iPhoneの中に入っていた、
携帯電話番号を含む音声通話SIM(データ通信もできる)
から
●携帯電話会社以外が売る
データ通信SIM(音声通話アプリを搭載すると電話もできる)
に変えて安くしたわけです。
これは多くの場合、特にドコモのスマホの場合、端末を新たに買わなくてもできます。
2月までの私のスマートフォンのための月額出費は、
①SoftbankのiPhone端末代金(46,080円)の24回割賦が1920円。
②080の携帯電話機能を含めた通信の基本料金が約3000円
①+②毎月全く使用しなくても最低約5000円以上。
携帯電話での発信は年に数回だけだし、無料WiFiでの通信がほとんどなのに、6000円こえる月もめずらしくありません。ちなみに通話は30秒20円。ちょっとかけるとあっという間に数百円。
それが今後はこうなります(4月からの消費税8%として計算)、
②U-mbileのデータ通信SIMを挿して月額通信料896円(=(680+150)*1.08)
②050plusのスマホ用050IP電話基本料が324円。
②'つまり、本体抜き最低通信費用だけで、1,220円**1
①Aquos Phone本体(28,400円)が36ヶ月割賦と仮定し換算して789円**2
①+②'本体のコストを加算しても月コスト2,009円**2
**1LINEやViberを使いたいときには登録時にSMSがいるので、私は月150円(税抜き)でSMS対応のSIMを申し込みましたが、使わない人は不要です。
**2Aquos Phone本体は国内外のSIMで4年以上使うつもりなので実質、月額592円以下だと思います。
050IP電話から発信したとして、通話料金は固定電話あて3分8円程度。携帯電話あて1分16円程度。同系列のIP電話どうしは無料。また留守番電話サービスへの通話は無料。
SIMカードの登録月は利用料無料の場合が多く、050IP電話の基本料金も4月末まで、あるいは最初2~3ヶ月無料の場合が多いです。
今出ている格安のデータ通信SIMはほとんどドコモのネットワーク用なので、もしドコモで支払い終わったスマホがあるなら、本体代金は無料、あるいはバッテリー交換で必要になる費用、3~4000円程度と仮定できます。また、携帯電話会社との契約と違って2年縛りがないので、更新月を気にせず使い続けられます。
ちなみにSoftbankで購入したiPhoneを、ドコモ系SIMや海外のSIMを使うためにSIMロック解除を外注すると、安い新品のスマホ本体を買えるぐらいかかります。
私も最初はiPhoneのSIMロック解除が新品スマホの半額以下なら当面それでいこうと思って、請け負っているところから見積もりを取り寄せたのですが、28000円ぐらいかかるという…orz、つまり今回購入した型落ち新品中古のAQUOS PHONEとほぼ同額でした。
なんとか自分で脱獄からやろうと検索したのですがアクセスできないサイトが多くて挫折しました。なお、AppleでSIMフリーのiPhone 5sを買うと7万円以上します。ドコモのiPhoneのSIMロック解除をドコモに依頼すれば3500円ぐらいでやってくれます。(元々、海外のSIMフリーiPhoneを取り寄せて自社用に売っているからですが。ただしドコモであっても端末単体では安く買えません。携帯電話の2年縛り契約で儲けてる会社ですからw)
なお、大手キャリアとのモバイル契約には2年縛りがあって、契約更新月(現在の契約をした月から25ヶ月め)の1ヶ月間以外は9975円の「違約金」を支払わないと解約できません。でも、もし、月に3300円以上コストを抑えられるなら、3ヶ月で元がとれるので、更新月を4ヶ月以上待つよりお得ですよね。
そもそもSIMカードって何?
シムカードとか、SIM(Subscriber Identity Module)とかって、そもそもナニ?ということを確認したい方は、以下のサイトをご参照ください。
要するに、SIMに入っている情報というのは、携帯電話なり、データ通信なり、ネットワークを使うための権利を買ったよ、という証拠としてモバイル端末に突っ込んでおく期限付き手形みたいなものです(笑)。お金を払っておく限りは、払った分だけの質と量がその期間の間、使えるようになっています。
SIMフリー(ロック解除)やSIMロックについては、この動画がわかりやすいと思います(^^)。
リンク先や動画で理解できたら、ここから下は読まなくて結構です。が、一応念押しとして、モバイル端末とSIMカードの関係をしつこくまとめておきます(笑)。その流れで、050IP電話など音声通話アプリのことも書いています。
★別売りで買ったSIMカードは見た目はこういうものです。名刺サイズのカードの中の親指の先程度のSIMカードを切り取れば、携帯電話やスマートフォンの中に入ってるのと見た目は同じです。(これは、今主流のマイクロSIMです。)
U-mobile データ通信SIMカード |
契約時に目の前でSIMカードを挿入してくれる場合もあるので知る人も増えてきましたが、このSIMカード、携帯電話会社(キャリア)によってなぜか呼び方が異なります。
ドコモは「FOMA、miniUIMカード」
ソフトバンクは「U-SIMカード」
auは「ICカード」
イーモバイルは「EMchip」
ウィルコムは「W-SIMカード」
これらはすべてSIMカードのことを指しています。
そして、これら携帯電話キャリア以外の会社(日本通信bモバイル、IIJ、U-mobile、イオン、ビックカメラ、DTI、他)が今、docomo FOMA Xiのネットワークに繋がる独自プランのデータ通信SIMカードを一般販売しているわけです。
格安SIM(データ通信用)と、携帯電話やスマホに付いてくるSIMを分類してまとめた図がこちら。
日経PC21の「スッキリわかる! 格安SIMの疑問」という記事に出ています。
最初の事務手数料にあたるパッケージ料金は大体3000円(+消費税)、月額使用料は1000円以下から。(詳しくはこちらσ 【月額1,000円以下は当たり前!】格安データ通信SIM主要8社の比較 NAVERまとめ)
スマートフォン(スマホ)はコンピュータです。WiFi時代前のガラケーは携帯電話契約がなくなる(つまり、携帯電話会社の登録者としての情報が入ったSIMカードが無効になって、3G回線に接続できなくなる)と、カメラやミュージックプレイヤーや電卓としては使えるけどネット上で使えませんが、スマホは解約後もネットに繋がれば情報通信ができます。
たとえば、ドコモで買ったスマホの端末ごと新しいのに切り替えて、契約更新したとします。古いスマホからSIMを抜いているはずなので、そこにはOCNや、U-mobileやB-mobile、IIJmioなどで購入した格安のドコモSIMを入れて、”小型コンピュータ”として使うことができます。音声の通信を可能にするアプリを入れてしまえば、電話のように使うこともできます。
各社がいま堂々と格安SIMを基本料金の初月割引などを行って宣伝しているのは、050IP電話用アプリがある程度使える物になってきたので、高品質の一般スマートフォンから乗り換える人が出始めたのもあります。
どんなにメールやチャットでのコミュニケーションが一般化しても、まだ普通に音声で通話する電話だけに頼る人も多い中、連絡先として渡せる電話番号を持っておく、そして携帯しているスマホで着信できる、というのが格安SIM普及の鍵でした。
そのため、格安SIMを販売するサイトのほとんどで、携帯用050IP電話サービスの案内も表示しており、月額の基本料金を出しています。
そうしたIP電話サービスについて触れる前に、いったいそうした通話も含め、格安SIMの料金設定はどうなっているのか、とりあえずどのコースに申し込めばいいのかを見てみます。
SIMを登録するとき、月間の通信容量がどれくらいのコースを選ぶといいか
現在ちょうど、月間の最低限の通信容量を500MBから1GBに増やしているところが出てきており、この1GBというのが下限の標準となりそうです(一般のスマホ契約では上限7GBでほとんどのユーザは使いきれていません)。
IIJmioがプリペイドSIMカード用に説明している500MBで利用可能なデータ量の目安というのがわかりやすいと思います。
スマホで500MBの通信容量があるとできること。
●ウェブサイト(ヤフー!モバイル版、300kb)の表示なら約1,705回
●メール(300文字程度のテキストメール、5kB)なら約102,400回
●ツイッター(公式アプリ、全角140文字でツイート後リロード、91kB)なら約5,625回
●動画(YouTube 約5分閲覧 11MB)なら約45回
●地図(AndroidのGoogleマップアプリで地図を表示し、縮小してから拡大するという操作、3.5MB)なら約140回。
●IP電話(Skype使用で3分通話、1.7MB)なら約290回(870分)
これらの合計ではなく、どれか一つを集中的に行った場合の回数が書かれています。1ヶ月の間にWiFiに繋がっていない環境で(つまり通信SIMに依存してドコモのネットワークに繋がる必要がある環境で)使いそうなものはどれかを考えると500MBあれば足りるかどうかがわかってきます。
動画や多くのウェブサイトは、自宅やオフィス、あるいはメンバーになっている公衆無線LANエリアに到着するまで待てる場合が多いかもしれませんが、移動中に地図をチェックしたり、メールや電話で連絡をとったりすることは、ある程度避けられないかもしれません。
旅行で移動中などのときは、一時的に追加料金を支払ってでも、通信容量を増やしたいかもしれません。そんなとき、一定の通信容量を超えたら自動的にワンランク上に移行できるほうがいいか、前もってリクエストを出して、翌日や翌月からアップできるほうがいいかも選ぶことができます。
私は年末の数日、旅先で特にiPhoneでマップや乗り換え案内をチェックすることが多かった12月の請求書を見ても、300MBに達していなかったので、500MBでもやっていけると思う一方、移動しながら、あるいはWiFiのない店舗でアクセスできずにストレスが溜まっていたことを思い出し、最低1GBは欲しいと思いました。また、重要な用があるときは、追加料金が発生しても3GBぐらいはふつうのスピードでアクセスできたほうがいいと思ったので、U-mobileの二段階プラン、「ダブルフィックスプラン」に申し込みました。
調べた段階では、1GBプランでは一番安かったのもあります。携帯電話会社のような2年縛りのプランではないので、会わないと思えば、初期コスト(事務手数料としてのパッケージ代)の2~3000円)だけ支払えば簡単に別会社の別プランにでも変更できます。また同じ会社の場合は、ネットで変更依頼をするだけで、同じSIMカードが使える場合も多いです。
こうした月間の通信容量のかわりに、1日の上限を決めているプランもありますが、日ごろ有線LANのデスクトップでのネット接続がほとんどのユーザにとっては、1日当たりで決められてもよくわからないし、意味がないと思ったのでスルーしました。
ところで、iPhoneを解約すると、これまでカフェなどで使えていたソフトバンクのWiFiスポットが利用できなくなりますが、私の場合はたまたま、NTT西日本のフレッツポイントが1年間無料で使える時期に入っていたのと、過去1年のフレッツひかりのポイントで今後もずっと無料で利用できることがわかったので、NTTのホットスポットでは、SIMカードに依存する必要がなくなりました。
余談ですが、家の近所で一番近いホットスポットがドライブスルーのロッテリアだとわかったので、家中のモバイル端末とNTTから届いたIDやパスワードが載ったレターを持って、設定してきました(いまどき「個人情報だから」郵送された紙じゃないとダメだというw)。
もちろん、こんなのは必要が出てからやってもいいのですが、無意味な文字の組み合わせをたくさん手入力するので1つでも間違えればやり直しだし、表示どおりの文言が出てこな場合は勘で入れてはやり直す、ということを繰り返すので、余裕があるときに端末に記憶させておくのに越したことはありません。(それにしても、0《ゼロ》とO《oの大文字》や1《イチ》とl《Lの小文字》とI《iの大文字》ぐらいはカタカナ表記を別途付けてくれと思います。一部出ていますが一部だけです。ゼロには斜線すら入っていません。)
iPhoneは3GSも4Sも、まだまだ優秀なステレオやカメラとして、あるいはiTunesのリモコンとして使えるのでWiFi環境では生き残ります。
ということで、こんどは050IP電話をどうするか、というお話。実は、私が通信データ用格安SIMへの乗換えを決めたのは、050IP電話をiPhoneで試してみて、これは使える、と思ったからなんです。
ということで、こちらにまとめました。↓↓↓
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