前回の「浅はかな光コラボ移行で公衆無線LANを諦めることになった四方山話」は、うっかりNTTフレッツ・スポットを無料で利用する権利を失いつつある経緯についてでしたが、いずれにしろ1年経たないうちに権利は消失するので、ならばどうしたらいいか、というソリューションについて書きます。
最初は全国に公衆無線LANのインフラを持つNTTが有料サービスさえ提供しないので、絶望的かと思ってましたが、思っていたより日本でもWiFiスポットが存在することがわかってきました。(NTT西日本は有料もナシ ですが、東日本は初期費用2800円、月額900円からあるようです。それにしても、もともと公社時代に投入された税金のお陰で独占的なインフラを持てたくせに、大した殿様商売ですw)
【すぐに光コラボのプロバイダを解約して、NTTフレッツ光が再び使えるプロバイダのプランを探すとしたら】
あくまで、BB.exciteの場合で考えます。BB.exciteは公衆無線LANの無料サービスは一切ないし、他にも魅力的なキャンペーンがほとんどない代わりに、東西のNTTエリアとも、プロバイダ料金は常に最安値です。サンプルとしてはわかりやすい。
仮に、どこかのプロバイダで、コラボではない従来のNTTフレッツ光のサービスに加入し直すとして、まず、24ヵ月縛りが解ける前に現在のBB.excite光(光コラボ)を解約するには違約金6000円かかります。(他ではたいてい9000円以上かかります。)
1年か2年でこの額を上回るような有料の公衆無線LANサービスに入るぐらいであれば、さっさとBB.excite光を解約して今でもNTTのフレッツを扱うプロバイダに入り直せばいいことになるので、月額が税込500円もかかる有料サービスはパスです。(実際には、BB.exciteよりプロバイダ料金が安いところってないですし、NTTの回線使用料や割引率はどこ経由でも同じです。大手通信系プロバイダが強みとする、モバイル・ルータやデータ通信SIMの月額使用料との抱合せ条件と比較する場合、この6000円を捨てて乗り換える価値があるか、というのが一つの目安となります。)
【NTTフレッツ・スポット並みのネットワークを持つ、SoftBank系BBモバイルポイントを使う】
★プロバイダを乗り換える場合の候補
プロバイダがBBモバイルポイントと契約している場合、NTTフレッツ・スポットが使えなくてもBBモバイルポイントの公衆無線LANが無料で使えるので困りません。
BBモバイルポイント対応プロバイダーはこちら。
http://tm.softbank.jp/consumer/wlan/provider/
私はADSL価格破壊をもたらしてくれたYahoo!BBがNTT連合を相手に孤立奮闘していたときのYBBユーザだったので驚きましたが、@nifty、BIGLOBE、ODN、So-net、IIJ、FUJITSU、そしてNTT系のOCNなど、昔NTT連合としてヤフーBBを孤立させたプロバイダや通信会社が、無線公衆LANのサービスではヤフー・Softbank連合に入っているではありませんかww。
★プロバイダはBB.exciteのままでSIMを買い換える
BBモバイルポイント対応の場合、データ通信用SIMカードのサービスを行っているプロバイダも多い。SIMカードは、最初にかかる登録料・事務手数料などと呼ばれるサンクコストが1000~3000円ぐらいする以外は、解約違約金などは一切なく、最悪初月の通信料は戻ってこないから使いきりましょ~、という程度。登録料が1000円として、最初の1~2ヵ月が通信料無料だったら、乗り換えコストはほぼゼロ。(デメリットは、SMSやViberのユーザは番号変更になると周囲に知らせるのが面倒という点。でも、LINEの場合はメールアドレスで登録していればアカウントは継続利用できます。また、050plusなどの通話アプリも、データ通信SIMのSMS用番号はどうせ登録には使えないので影響ないはずです。)
実は、私はBIGLOBEのSIMカードの新情報に遭遇したために、SIM買い替えでBBモバイルポイントの無料ユーザになれることを発見したんです。
このSIMの契約内容はアマゾンが分かりやすいですσ
BIGLOBE LTE・3G 標準SIM(データ通信) 月額900円(税別)~
「価格 1,109円」これが配送料込で税込の実質「事務手数料兼登録料」になります。(登録のためのオンライン入力などは、SIMカードが配送されてから行います。)
月額使用料は、一番安いエントリープランの2GB(3月まで1GBだったら自動でアップ)が900円(8%税込972円)。使い残しのGBは翌月まで持ち越せます。
日頃のネット接続はパソコンでやっている人なら、データ通信用SIMは月に1GBを越えることはまずありませんので、上限は実質2~4GBです。そして、WiFi利用時にはLTE接続はカウントされないので、使用容量から差し引かれません。パソコンを使いたいならスマホでテザリングすればいいわけです。(ちなみに、ロッテリアでAQUOS PHONEでテザリングした場合、ノートPCは問題なく使えています。WiFi接続はSIM契約に関係なくスマホ本体の機能ですが。)
また、小さな字で書かれていますが(時には支払いのためのページまで行かなければ表示されていませんが)、BIGLOBEのデータ通信SIMにSMS機能をつける場合は、120円(8%税込129円)が追加されるので、データ通信用SIMの月額コストは税込1,101円。しかも、マカフィー・モバイルセキュリティが最長1年間無料。(有料の場合、月額380円かかるサービスですが、2年め以降の最低限のセキュリティはネットで無料アプリをダウンロードすればいいかも。)
いま使っているU-mobileはダブルフィックスプラン(1GBまで680円(8%税込734円)、1GB超が1,680円。(同プランの1GB超は2015年4月現在900円になっています。)実際には多い月でも500MBぐらいしか使っていません。SMS機能が月額150円(8%税込162円)なので、SMSメッセ送信ゼロの場合、月額コストは税込896円。
つまり、毎月のSIM使用料を205円アップすれば、BBモバイルポイントで、公衆無線LANというかWiFiが無料で使い放題ということになります。しかも、BIGLOBEの事務手数料は、月の初めに契約すれば初月無料なのでほぼ全額相殺できます。
これを機に、将来、プロバイダもBIGLOBEに乗り換えるかもしれないと思うようになりました。スマホやモバイルルータをセットにしたくなるときにはお得だろうとは思います。(今だと、「BIGLOBE WiMAX 2+ ★タブレットプレゼントなど★」というキャンペーンをやっていますが、Amazonファイヤではなくて、Kindle PaperWhiteだったら飛びついたかもですw)
大手ファストフード店やカフェ・ファミレスは大抵、NTTフレッツ・スポットかBBモバイルポイントをどちらか、または両方のWiFiサービスを提供しているので、私のような携帯電話を持たないデータ通信SIMのスマホユーザにとっては、ほぼ問題解決です。
【NTTフレッツ・スポットやBBモバイルポイントより広範囲のWiFiサービス網があった!】
スターバックスでは、メールアドレスなどを登録すれば、ワイヤ・アンド・ワイヤレスのWi2 300の公衆無線LANが利用できますが、このWi2というのは日本最大級のスポット数を誇るWiFiサービスなんですね。
利用可能エリアにはWi2 300に加え、BBモバイルポイントやau系のUQ WiFiが含まれています。さらに、別途契約していても追加で1時間100円支払うと、オプションエリアで使うことができます。
このオプションエリアというのは利用可能エリアマップでは「Wi2premium」とか「Wi2premium_club」と表示されています。いったい何が違うんだろうと思ってたんですが、これ、ひょっとしてNTTフレッツ・スポットをこっそり卸してもらって販売してるんじゃないでしょうか。
というのは、私が利用している近所のロッテリアでは、公衆無線LANサービスでは、NTTフレッツ・スポットの表示しかないのに、Wi2 300のオプションエリアには入っているんです。
数軒先にマクドナルドのBBモバイルポイントがあるから、100円払ってロッテリアで接続する必要はないですが、ときにはNTTフレッツ・スポットしかない場所もあるでしょうから、その場合、Wi2 300を利用すれば接続できるわけですね。
しかも、ワンタイムプランだと税込で、6時間350円、24時間800円と割高感がありますが、月額定額プランは362円(8%税込390円)。1ヵ月以内に解約しても初月分は戻ってこない、つまり解約も契約も実費だけ払って簡単に繰り返せます。
http://wi2.co.jp/jp/300/price/
オプションエリアにはこれプラス1時間100円となりますが、いざとなったらNTTフレッツ・スポットの電波なども使えるってことですね。(しかし、なんで秘密にしてあるんだろう…。)
毎月390円も公衆無線LANのために払いたくないので、私はスマホに入れるデータ通信SIMをBIGLOBEに買い換えようかと思いますが、もしNTT西日本が契約したとおりの12ヶ月間フレッツ・スポットを使わせてくれるのであれば、そのときに考えようかと思います。今後、こうした接続料金は安くなることはあっても高くはならないだろうと思うんです。今でも日本のWiFi接続は高すぎるし、制約が多すぎて来日客や帰国組にはちょー不評ですから。
関連記事:
最初は全国に公衆無線LANのインフラを持つNTTが有料サービスさえ提供しないので、絶望的かと思ってましたが、思っていたより日本でもWiFiスポットが存在することがわかってきました。(NTT西日本は有料もナシ ですが、東日本は初期費用2800円、月額900円からあるようです。それにしても、もともと公社時代に投入された税金のお陰で独占的なインフラを持てたくせに、大した殿様商売ですw)
【すぐに光コラボのプロバイダを解約して、NTTフレッツ光が再び使えるプロバイダのプランを探すとしたら】
あくまで、BB.exciteの場合で考えます。BB.exciteは公衆無線LANの無料サービスは一切ないし、他にも魅力的なキャンペーンがほとんどない代わりに、東西のNTTエリアとも、プロバイダ料金は常に最安値です。サンプルとしてはわかりやすい。
仮に、どこかのプロバイダで、コラボではない従来のNTTフレッツ光のサービスに加入し直すとして、まず、24ヵ月縛りが解ける前に現在のBB.excite光(光コラボ)を解約するには違約金6000円かかります。(他ではたいてい9000円以上かかります。)
1年か2年でこの額を上回るような有料の公衆無線LANサービスに入るぐらいであれば、さっさとBB.excite光を解約して今でもNTTのフレッツを扱うプロバイダに入り直せばいいことになるので、月額が税込500円もかかる有料サービスはパスです。(実際には、BB.exciteよりプロバイダ料金が安いところってないですし、NTTの回線使用料や割引率はどこ経由でも同じです。大手通信系プロバイダが強みとする、モバイル・ルータやデータ通信SIMの月額使用料との抱合せ条件と比較する場合、この6000円を捨てて乗り換える価値があるか、というのが一つの目安となります。)
【NTTフレッツ・スポット並みのネットワークを持つ、SoftBank系BBモバイルポイントを使う】
★プロバイダを乗り換える場合の候補
プロバイダがBBモバイルポイントと契約している場合、NTTフレッツ・スポットが使えなくてもBBモバイルポイントの公衆無線LANが無料で使えるので困りません。
BBモバイルポイント対応プロバイダーはこちら。
http://tm.softbank.jp/consumer/wlan/provider/
私はADSL価格破壊をもたらしてくれたYahoo!BBがNTT連合を相手に孤立奮闘していたときのYBBユーザだったので驚きましたが、@nifty、BIGLOBE、ODN、So-net、IIJ、FUJITSU、そしてNTT系のOCNなど、昔NTT連合としてヤフーBBを孤立させたプロバイダや通信会社が、無線公衆LANのサービスではヤフー・Softbank連合に入っているではありませんかww。
★プロバイダはBB.exciteのままでSIMを買い換える
BBモバイルポイント対応の場合、データ通信用SIMカードのサービスを行っているプロバイダも多い。SIMカードは、最初にかかる登録料・事務手数料などと呼ばれるサンクコストが1000~3000円ぐらいする以外は、解約違約金などは一切なく、最悪初月の通信料は戻ってこないから使いきりましょ~、という程度。登録料が1000円として、最初の1~2ヵ月が通信料無料だったら、乗り換えコストはほぼゼロ。(デメリットは、SMSやViberのユーザは番号変更になると周囲に知らせるのが面倒という点。でも、LINEの場合はメールアドレスで登録していればアカウントは継続利用できます。また、050plusなどの通話アプリも、データ通信SIMのSMS用番号はどうせ登録には使えないので影響ないはずです。)
実は、私はBIGLOBEのSIMカードの新情報に遭遇したために、SIM買い替えでBBモバイルポイントの無料ユーザになれることを発見したんです。
このSIMの契約内容はアマゾンが分かりやすいですσ
BIGLOBE LTE・3G 標準SIM(データ通信) 月額900円(税別)~
「価格 1,109円」これが配送料込で税込の実質「事務手数料兼登録料」になります。(登録のためのオンライン入力などは、SIMカードが配送されてから行います。)
月額使用料は、一番安いエントリープランの2GB(3月まで1GBだったら自動でアップ)が900円(8%税込972円)。使い残しのGBは翌月まで持ち越せます。
日頃のネット接続はパソコンでやっている人なら、データ通信用SIMは月に1GBを越えることはまずありませんので、上限は実質2~4GBです。そして、WiFi利用時にはLTE接続はカウントされないので、使用容量から差し引かれません。パソコンを使いたいならスマホでテザリングすればいいわけです。(ちなみに、ロッテリアでAQUOS PHONEでテザリングした場合、ノートPCは問題なく使えています。WiFi接続はSIM契約に関係なくスマホ本体の機能ですが。)
また、小さな字で書かれていますが(時には支払いのためのページまで行かなければ表示されていませんが)、BIGLOBEのデータ通信SIMにSMS機能をつける場合は、120円(8%税込129円)が追加されるので、データ通信用SIMの月額コストは税込1,101円。しかも、マカフィー・モバイルセキュリティが最長1年間無料。(有料の場合、月額380円かかるサービスですが、2年め以降の最低限のセキュリティはネットで無料アプリをダウンロードすればいいかも。)
いま使っているU-mobileはダブルフィックスプラン(1GBまで680円(8%税込734円)、1GB超が1,680円。(同プランの1GB超は2015年4月現在900円になっています。)実際には多い月でも500MBぐらいしか使っていません。SMS機能が月額150円(8%税込162円)なので、SMSメッセ送信ゼロの場合、月額コストは税込896円。
つまり、毎月のSIM使用料を205円アップすれば、BBモバイルポイントで、公衆無線LANというかWiFiが無料で使い放題ということになります。しかも、BIGLOBEの事務手数料は、月の初めに契約すれば初月無料なのでほぼ全額相殺できます。
これを機に、将来、プロバイダもBIGLOBEに乗り換えるかもしれないと思うようになりました。スマホやモバイルルータをセットにしたくなるときにはお得だろうとは思います。(今だと、「BIGLOBE WiMAX 2+ ★タブレットプレゼントなど★」というキャンペーンをやっていますが、Amazonファイヤではなくて、Kindle PaperWhiteだったら飛びついたかもですw)
大手ファストフード店やカフェ・ファミレスは大抵、NTTフレッツ・スポットかBBモバイルポイントをどちらか、または両方のWiFiサービスを提供しているので、私のような携帯電話を持たないデータ通信SIMのスマホユーザにとっては、ほぼ問題解決です。
【NTTフレッツ・スポットやBBモバイルポイントより広範囲のWiFiサービス網があった!】
スターバックスでは、メールアドレスなどを登録すれば、ワイヤ・アンド・ワイヤレスのWi2 300の公衆無線LANが利用できますが、このWi2というのは日本最大級のスポット数を誇るWiFiサービスなんですね。
利用可能エリアにはWi2 300に加え、BBモバイルポイントやau系のUQ WiFiが含まれています。さらに、別途契約していても追加で1時間100円支払うと、オプションエリアで使うことができます。
このオプションエリアというのは利用可能エリアマップでは「Wi2premium」とか「Wi2premium_club」と表示されています。いったい何が違うんだろうと思ってたんですが、これ、ひょっとしてNTTフレッツ・スポットをこっそり卸してもらって販売してるんじゃないでしょうか。
というのは、私が利用している近所のロッテリアでは、公衆無線LANサービスでは、NTTフレッツ・スポットの表示しかないのに、Wi2 300のオプションエリアには入っているんです。
数軒先にマクドナルドのBBモバイルポイントがあるから、100円払ってロッテリアで接続する必要はないですが、ときにはNTTフレッツ・スポットしかない場所もあるでしょうから、その場合、Wi2 300を利用すれば接続できるわけですね。
しかも、ワンタイムプランだと税込で、6時間350円、24時間800円と割高感がありますが、月額定額プランは362円(8%税込390円)。1ヵ月以内に解約しても初月分は戻ってこない、つまり解約も契約も実費だけ払って簡単に繰り返せます。
http://wi2.co.jp/jp/300/price/
オプションエリアにはこれプラス1時間100円となりますが、いざとなったらNTTフレッツ・スポットの電波なども使えるってことですね。(しかし、なんで秘密にしてあるんだろう…。)
毎月390円も公衆無線LANのために払いたくないので、私はスマホに入れるデータ通信SIMをBIGLOBEに買い換えようかと思いますが、もしNTT西日本が契約したとおりの12ヶ月間フレッツ・スポットを使わせてくれるのであれば、そのときに考えようかと思います。今後、こうした接続料金は安くなることはあっても高くはならないだろうと思うんです。今でも日本のWiFi接続は高すぎるし、制約が多すぎて来日客や帰国組にはちょー不評ですから。
関連記事:
0 件のコメント:
コメントを投稿