みなさんはお医者さんに会う時にどれくらいの時間を問診にかけてもらっていますか?これまでの人生や日頃の生活習慣について、質問されたことはあるでしょうか。
本気で患者さんを救いたいと願う医師や治療家らが必ず行なっているのが、苦しみをもたらした原因を知るための問診です。
白血球のうち、顆粒球が60%を超えるほど多くなると(つまりリンパ球の比率が下がると)、本来細菌などを分解・紛糾するために出す活性酸素が粘膜などの細胞を破壊してしまうという話をしました。
リンパ球も増えすぎるとアレルギーなど様々な害が出ますが、それは比較的稀で、病気の8割は、
心身へのストレス⇒交感神経の緊張⇒顆粒球増多
によることが確認されています。
これは、安保徹先生や福田稔先生が、いわゆる難病の患者に、丁寧な問診をしてきたことによる結論です。
現代医学は、例えばガンの原因を発がん物質に見いだそうとするのですが、実際に問診してみると、ガンを発症した人が特別に発がん物質を多く取りこんでいたり、紫外線に晒されていたりという事実がなく、約8割の人に共通するのが、心身になんらかのストレスを抱え、非常につらいことを経験していたということです。
これには、冷房が強すぎる職場で長期間過ごしていたことなども含まれます。また、不要な薬物を長期間服用していた例もあります。
「交感神経が優位」というのは、良くも悪くも興奮状態で、血流が悪く、体が冷えている状態です。
ほとんどの病気と闘うためには、食事や睡眠のときに使われる、リラックス状態をもたらす副交感神経が優位になっている必要があります。
交感神経優位が続きすぎると、寝付けなかったり眠りが浅かったりして、血行が悪くなり、そのために免疫力(リンパ球の数や比率)が下がって悪循環に陥ります。
安保先生たちが、よそで医者に匙を投げられた患者のために最初に行うことは、処方されてきた薬をやめさせることです。
体のどこかが調子悪くなると、自然治癒反応としてリンパが血流を増やし、熱や痛み、腫れなどの不快な症状が出ますが、現在の薬物療法ではその表面的な不快感を抑えつける薬を飲ませます。
これは体の正常な反応を抑えつけるものです。
たとえば、生理痛などの痛みは冷えが原因なのですが、消炎鎮痛剤は痛みの感じ方を鈍らせると同時に血流を下げて体を強く冷やす働きがあります。表面的な不快感を下げると同時に、不調の根本要因は増やしていることになります。
月経困難症、子宮内膜症、子宮筋腫、肺管炎、卵巣嚢腫なども、冷やされたり、消炎鎮痛剤を長期間服用しすぎて起こる病気だと考えられます。
ガンや膠原病などにも同じ論理が当てはまります。
ガンが発生する場所は、皮膚と神経の上皮や、消化管と肝臓の上皮など、いつも組織が再生して細胞分裂が盛んな部位です。増殖の失敗も起こるし、老廃物もでます。すると顆粒球が押しかけます。
こうした場所には常在菌も存在するので、顆粒球が出す活性酸素に晒されやすくなります。
劣悪な環境のために正常細胞がガン細胞を出す遺伝子に変わることは既に知られるところです。交感神経緊張状態で、顆粒球が押し掛けた状態で細胞分裂を強いられるときに、活性酸素が増殖遺伝子のDNA変化を起こし、それがガン細胞をつくる指示に変わって発がんします。
(リンパ球の絶対数が少ない状態である免疫不全が長く続くときにも発がんします。)
顆粒球の比率を下げ、リンパ球の比率を高めることで免疫力が上がり、ガンの原因を取り除けることがわかってきています。
ガンというのは、実はリンパ球に殺されやすいので、リンパ球の数をあげるような生活をしていると、なかなかかかりません。実際私たちの体内では毎日百万個のガン細胞が生まれていると言われますが、簡単には発病しません。
ところが、がんセンターなどで抗がん剤を使う場合、増殖細胞そのものを正常細胞かガン細胞か区別することなく攻撃します。また、見かけの不快感に対処するため、ガン細胞を殺してくれるリンパ球を痛めつけます。
ガン患者のほとんどは、リンパ球が30%を下回る免疫抑制状態だといいます。副交感神経を刺激するような生活にもっていき、リンパ球が30%を超えるようにすれば、ガン細胞が自然退縮していくことは既にわかってきています。
膠原病など他の病気を予防・治癒するにも同じことが当てはまります。
リンパ球の数、つまり免疫力を上げるためには、リラックスしやすい環境を作り、食事で腸管を使い、よく眠り、そして、よく笑うことです。
実際、吉本新喜劇を長時間楽しんだあとの患者たちのリンパ数が非常に高くなっていたことや、膠原病で治療法がないと言われた人がひたすらコメディを見て好きな物を食べているうちに病気が完治してしまった例など、笑うことによってリンパ球が増え、免疫力がアップすることはよく知られています。
こう考えてくると、ガンが怖い病気だと思い込んだ人々による「余命告知」とはなんの意味を持つのでしょうか。
そもそも「余命」などいつからわかるようになったのでしょう。
患者を診ながら、顔つきや肌の色まで見分けがつくようになることはあり得ます。実際、手のひらや足の裏以上に、顔は体中の状態が部位ごとに現れることがわかってきています。(バイ・ディジタルO-リングテストの大村恵昭医師の「顔を見れば病気がわかる」参照。)
でも、そうした経験や能力がない場合は、病院を中心としてとった統計値に基づいたデータで余命宣告しているにすぎません。
代替医療など保険医療以外の療法で多くの命が救われていることから考えると、治療に失敗して死なせている医療機関のデータが元になって作られた「余命」データです。
治療法があることも知らずにガンだと告知されれば、それだけで免疫力は大幅に低下します。リンパ球の数が減り、交感神経が緊張状態になって顆粒球が増え、ダメージを受けやすい状態が作らます。
自分で気持ちを切り替えられない人にはとても役立つのが、抗鬱効果と鎮痛効果が高く、薬物の副作用まで抑えてくれるビタミンCなのですが、保険医療では1日2グラムまでしか許可されません。
また、副交感神経を刺激するアセチルコリンという神経伝達物質を肝臓で作るにはどんな栄養素が必要かも考慮されません。(例えば、不足しやすいコリンにはレシチンが有効。)
余命告知を受けて代替医療で完治した人のエピソードでよくみかけるのが、他の医療を受けたことを内緒にしてがんセンターの検診に行った場合の主治医の言葉です。「あなたと同じ症状だった患者さんたちは、みんな1年以内に亡くなりましたね」と。
単に治療法が異なるだけでなく、治るという希望があるかないかでリンパ球の数も大きく違っているかもしれません。
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